Leicaレンズと言えば「高嶺の花」。そんなライカレンズをお買い得に、安く、安価に、財布の傷口を深めず、未来の自分の首を絞めすぎることなく、買えるですか?? 海外サイトのライカレンズ、軒並み300~500ドル(3~5万円)ほど割引されてますの。
海外サイトを確認するのは世の常
ライカレンズがお買い得! こんな、明らかに間違いと思えるようなことが未だかつてあったでしょうか? いや、あったんです。海外に(・_・;)
B&Hを見ていたんです。
カメラでも海外サイトの価格競争力と品揃えは日本を凌駕していることを知った2021年冬。カメラ系海外通販で最も有名なのは、↑のB&HとAdoramaでしょうか?
どちらも確かにお安い。フィルムは特に顕著で、日本ではヨドバシ特価1,560円(!)するトライXの36枚撮りがB&Hでは6.49ドル(682円)とは・・・。
国際便の送料がかかりますが、まとめ買いすればかなり、かな~りお安くフィルムを調達できそうで、ますます日本のフィルム市場が先細りしそうです(;^_^A
ライカレンズが・・・安いぞ??
B&Hを見ながら、ふと思い立ってライカレンズを調べてみました。すると、( ,,`・ω・´)ンンン? ライカレンズ、割引されてるの??
同じレンズ、異なる値段。これは一体??
チョット見てください、この活きが良いズマロン28mm! ピチピチの新鮮取れたてのズマロンがなんと!!!
2595ドルと2895ドル、お値段異なるんですが。。。ナンダコレ(・_・;)
300ドルも安いライカレンズの秘密
同じレンズなのに300ドルも値段が違うとはコレ如何に!? 「そりゃ安いほう買うに決まってるじゃん!」と迂闊に喜べないのがライカの怖いところです。まずは心を落ち着けて、お買い得な理由を知りたい。
お買い得な理由はMade in Portugalだから
どうやら、お安いお買い得なライカレンズは「Made in Portugal」、ポルトガル製だそうな。なんでポルトガル?? と思ったら、2019年にアメリカがEUの輸入品に課した25%の関税を回避するためだそうな。
ポルトガルもEUなので関税はかかるはずですが、人件費が安いので、その分で関税を相殺し、さらにお値段までお買い得になっちゃった、というのがコトの真相らしい。
Putting the words “Leica” and “Cheap” in the same headline is usually an oxymoron, but the company has just announced that it will be selling “Made in Portugal” versions of nine popular M-mount lenses in order to bypass a controversial US tariff established last year, making these lenses more affordable for US buyers.
Leica Unveils Line of ‘Made in Portugal’ Lenses that are Cheaper for US Buyers
ちなみに、この「ポルトガル価格」はアメリカだけ。日本は価格変わらないですね。製造国だけ「Made in Germany」から「Made in Portugal」になってたりして(* ´艸`)フフ
Made in Portugalのお買い得ライカレンズ一覧
ポルトガル製のライカレンズは全9種類。300~500ドル(3~5万円)もお安くなるとは(;゚д゚)ゴクリ…
なんだか怖くて、逆に手を出せません(-_-;)
ライカレンズにお買い得などない
「お得なライカレンズ」という、時空のねじれのような強烈な違和感をもたらすキャッチフレーズ。この違和感こそ、ブランドなのでありましょう。
カメラでガイツーはしない
カメラでガイツー(海外通販)はやめておこう。フィルムも、よくよく見たらイルフォードとか、日本で買ってもほとんど値段変わらないし。
日本のカメラ・フィルム業界と添い遂げようでありませんか(´_ゝ`)
ん、なに!? B&Hで、日本で絶版になった「C Biogon T* 21mm f/4.5 」が売ってる!?
買う~(゚∀゚)!
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